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PT温度変換器

お知らせ

この装置は、弊社の旧モデルの「PT温度変換器KW-1134型」と、機能的には互換性があります。ただし、形状的は、旧モデルに比べて、半分ほどの大きさで、端子の配置も多少変わっております。

 

概要

低消費電力の高精度PT変換器

 白金測温抵抗体(PT-100オーム)は、高精度の温度測定できますが、PTセンサー単体は汎用の電圧ロガーに接続できません。この変換器はPT100Ω用の、-30~+70℃を0~5Vの直流電圧に変換するインタフェースです。電源電圧がDC10~28Vと広く、消費電流が、わずか4mAと少ない特徴があります。

 →簡易的な計測には「熱電対変換器」を

特徴

小型で省電力の変換器です

 指先サイズの小型変換器です。制御盤や計測箱のスミにも納まります。DC10~28V駆動で、消費電流も4mA(平均3.6mA)と少ないので、野外の電源の無いところでの、ソーラやバッテリによる観測に最適です。また、電源電圧範囲が広いので、工業計測用の24V計装盤への組み込みも可能。

標準DINレールに取り付け可能

 付属のレール取り付け用のベース板をネジ止めすれば、35mmのDINレールに取り付けられるので、制御盤や計装盤への組み込みも容易です。

 電流4mAの低消費電力で、温度測定に影響する機器の自己発熱の問題もありません。

市販のPT温度センサーに対応

 適合センサーは、一般的なPT100Ωセンサー(JIS C1604-1997)が使用可能で、通常の動作温度範囲(-10~50℃)において、±0.3℃以内の誤差です。

 注意:上記精度については、Pt100自体の誤差は除きます。

DIN取付板

市販のPT

市販PT接続

精度と誤差について

測温抵抗体JIS C

1604-1997 の許容差

温度に対する誤差をあらわす。

クラス  許容差(℃)
A級 ±( 0.15 + 0.002 [t] )
B級 ±( 0.3 + 0.005 [t] )
  [t]は温度の絶対値

 白金抵抗温度計(PT温度センサー)自体の許容差は、「測温抵抗体JIS C 1604-1997」にて、左の表のように規定されています。

 当変換器の温度測定範囲-30~70℃についての許容差は計算上以下のようになります。

(1)A級:±0.29℃

(2)B級:±0.65℃

 ただし、これはワーストケースで通常の市販センサの誤差は経験的に±0.2℃以内です。

 

仕様

代表的な特性

項目 仕様
適合センサ  PT 100Ω 3線式(JIS C 1604-1997)
測定電流  1mA  (開放電圧5V)
測定範囲  -30℃~+70℃
出力電圧  0~5V
出力感度  50mV/1℃
精度(変換誤差)  ±0.3℃以内 (動作温度範囲にて平均±0.2℃)
電源電圧  DC10~28V(12V、24V電源に対応)
消費電流  4mA以下(平均3.6mA)
動作温度範囲  -10~50℃(結露の無い事)
寸法  90×25×20.9mm(レール取り付け部品含まず)
重量  約70g

接続方法

詳しい接続方法は、PT温度変換器仕様書/説明書【PDF】、をご覧ください。

 

 

 

用途

他のセンサと混在し温度を計測

 計測現場では、他のセンサに混じり、1チャンネルだけ温度が必要な場合があります。測温抵抗体の専用ロガーを用意するのは不経済。そこで、この変換器を使えば、0~5Vや1~5Vの汎用の計装用ロガーに、熱電対を接続できます。

 

他の計器に混在し盤内温度測定用に1CH追加→

多チャンネルの温度を録りたい

 小型で、消費電力が4mAと少ないので、組み込み時に問題になるスペースや自己発熱による測定誤差の問題がありません。温度センサの数に応じた増減も容易です。センサ独立なのでノイズトラブル等の問題が少ないメリットがあります。

 

PT変換器を多数盤に組み込んだ例→

省電力を生かしソーラ駆動の観測

 12V電源が使え、消費電流は4mA以下。山間地や離島などの電源の無いところで、太陽電池やバッテリーの電源で、気温や水温・地温を観測する用途にも適します。

 

太陽電池で動く、気象観測システム→

計測システム例

インターネット利用の河川水位・水温・雨量のネットワーク計測システム

 

 

 

電圧を温度に変換する換算係数

 電圧ロガーで計測した、PT温度変換器の電圧を、温度に換算する計算式は以下の通りです。計測装置の電圧値の単位によってセンサー変換係数が変わります。

  ●基本的な換算式

    温度(℃)=(計測電圧 - A)×B + C

 

  ●変換係数一覧表    変換係数の詳細(説明書参照)【PDF】

ロガーの測定レンジ 計測機器の例 換算係数
測定範囲 最小単位 代表的ロガー A B C
0~5000mV 1mV ネットワークロガーKW-1155
24CHロガーGTR-24N 他
0 0.02 -30
0~1000(5V) 5mV ネットワークロガーEX KW-1159
ネットワークロガーMX 他
0 0.1 -30
0~5.00V V 各種テスターなど 0 20 -30
0~4096mV mV 12ビット分解能の計測器など 0 0.02 -30

 注意:係数Aは 0~20mAや1~5V出力のセンサーで、ゼロ点の1V分を差し引く時に使います。

     1V=1000mVならA=1000です。 1V=200(5mV単位)なら、A=200です。

 

 

  ●計算例 : ロガーの計測値が2550mVの場合。

   温度(℃)= 電圧 × 0.02(℃/mV) - 30℃

         = 2550mV × 0.02 - 30 = 21.0℃ 

 

 

使用上の注意点

Pt100Ωの3導線に対応

 この変換器はPT100ΩのABBの3線式に対応しています。500Ω、1000Ωには対応しません。

 2導線や4導線型も使用できますが、精度的にセンサ仕様を満足しない場合もあります。

2線式、4線式の詳しい接続方法の説明書【PDF】

 

電線の延長について

 PT100Ωと計測器の間が長くなると、温度の測定誤差が大きくなります。

 延長は概ね10Ω以下の電線をお使いください。

 

3導線の接続方法

 線の色はJIS規格製品の場合「赤=A」です。温度が極端に低い値(マイナス値)を示す場合には、ABの逆接続が考えられます。テスター等で抵抗値をチェックしてください。→AB間は約100~115Ωあります。BB間は短絡で数Ω以下です。

 

●PTの導線の接続方法→

※4線式の場合Aの1本は接続しません。

※2線式は、Bを1本追加接続します。

オプション

DINレール取付用ベース板 (標準オプション、注文時指定)

 標準の35mmDINレールに、ワンタッチで取り付けられるベース板を添付します。注文時に「DINレール取付板」必要の旨ご指示ください。ベース板は、背面にネジ留めします。

 

DINレール取り付け用のベース板→

温度・出力範囲の変更

 標準品については、ゼロ点とスパンは出荷時に調整済で固定です。特殊仕様については、おおむねロット数50台以上で受注生産となります。

 (1)-30~70℃で1~5V出力

 (2)0~100℃で0~5V出力 など

 

ゼロとスパンの出荷時調整作業イメージ→

価格

標準価格表

品名 価格 備考
PT温度変換器GS-1210  ¥48,000
 (税別)

台数が多い場合は別途見積もりいたします。

サンプル価格はお問い合わせください。

特殊仕様製品 内容に応じて、お見積もりします。

PT温度変換器カタログ【PDF】

 

 

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