多点温度検層ロガーGTL-100Hと温度検層ケーブル

地中熱利用の採熱井戸の温度検層モニタリング用(TRT)のロガーと温度検層ケーブルです。

温度計は、最大60点の温度センサを、1本のケーブル(ケーブル総延長150m以内)で連結して、デジタル伝送で一気に温度を計測するワン・ワイヤー式の温度検層器です。

多点温度検層器は、温度を測定する温度センサーケーブルと計測・記録・通信を行う温度ロガー部から構成されます。
特徴は,温度センサー外形が18mmと細身で、口径25mmの測定管に挿入できる。50点を約1秒で測定し、誤差±0.2℃。12Vバッテリで動く省電力設計。RS-485通信ポートで無線機や携帯パケット通信で遠隔計測に対応。などです。


項目 仕様
[温度ロガー部]  
型式 GTL-100H(Geo Temperature Logger)
計測方式 ワン・ワイヤー計測(3線式バス型ネットワーク)
測定範囲 -30~70℃(分解能0.1℃)ロガー動作温度範囲は-10~50℃
測定精度 センサ間相対誤差±0.2℃以内 0~50℃の絶対誤差±0.5℃以内
計測点数 温度51点(標準最大60点)オプションで気温又はロガー温度1点追加可能
計測時間間隔 標準60分間隔(正時計測)1,5,10,30分,1,2,3,6,12,24h選択可能
データ記録形式 CSV形式テキストファイル(日付,時刻,温度51点,気温,バッテリ電圧)
記録容量 内部フラッシュメモリ:4000データ(SDカCSV形式テキストファイル
インタフェース 外部通信ポート:RS-485(N81N 9600bps)
電源 DC10.5~18V,12V時×50mA(12V×7.2Ahの小型シールドバッテリで約6日)
寸法・重量 W147×D142×H66mm(突起物含まず) 約630g
【検層ケーブル部】  
ケーブル長 110m(温度測定部100m) (最大ケーブル延長150m以内)
測定点数 標準51点(標準最大60点)
センサ間隔 標準2mピッチ(先端から順に100m,98m,…,2m,0m)
最小10cm、最大20m間隔
材質 温度センサカバー:PVC樹脂 ケーブル被覆:PVC混合材
寸法・重量 温度センサ部φ18mm×L=80mm,ケーブルφ7mm×L=105m,重量約15kg

2020年12月18日